「夫を殺したはずなのに」ループの正体考察|莉乃を巻き戻すのは誰か

「夫を殺したはずなのに」ループの正体考察|莉乃を巻き戻すのは誰か

2026年7月6日にテレビ東京系「ドラマプレミア23」枠で始まった『夫を殺したはずなのに』が、8月24日の放送でいよいよ最終回を迎える。内田理央演じる莉乃が、夫の裏切りに気づき復讐を試みるたびに、なぜか同じ日へと時間が巻き戻る――というタイムループ×復讐サスペンスは、放送が進むにつれてSNS上で「ループの正体」をめぐる考察を過熱させてきた。第7話では莉乃の出自に関わる大きな事実が明かされ、謎解きの輪郭がようやく見え始めている。最終回を目前に控えたいま、放送済みの範囲で読み取れる伏線を筆者なりに整理してみたい。

『夫を殺したはずなのに』とはどんな作品か

本作は赤石真菜原作・デジタル職人作画の漫画をドラマ化した作品で、原作はLINEマンガで連載中、2026年8月時点ではまだ完結していない。完璧な夫の裏切りを知った妻・莉乃が復讐を試みるたびに、なぜか同じ日へと時間が巻き戻ってしまう――という設定が物語の軸になっている。原作が未完結のため、ドラマ版がどこまでオリジナルの結末を描くのかも注目したいポイントだ。

なぜ莉乃は同じ日に戻り続けるのか

第6話のサブタイトルが示した方向性

8月10日放送の第6話には「30年前から続く螺旋の渦」というサブタイトルが付けられていた。「螺旋」という言葉は、単なる繰り返しではなく、少しずつ形を変えながら同じ場所へ戻ってくる運動を指す。この時点で、ループの起点が莉乃自身の人生ではなく、30年前の何かにあることは示唆されていたと言っていい。

実母の過去という伏線

8月17日放送の第7話では、莉乃の実の母親が30年前に不倫のもつれから事件を起こし、現在も服役中の人物であると報じられている。莉乃が育った施設の館長・文枝がその事実を知る人物として描かれ、莉乃自身の出生とループ現象が地続きであることをうかがわせる展開になった。

独自仮説:ループは”連鎖を断ち切る試練”ではないか

ここからは筆者の推測になる。第6話の「螺旋」というサブタイトルと、第7話で明かされた実母の過去を重ねると、このループは莉乃個人にかけられた罰ではなく、母から子へと形を変えながら受け継がれてしまう暴力の連鎖そのものを表しているのではないかと筆者は見ている。莉乃が夫への復讐を”完遂”しても時間が戻り続けているのだとすれば、ループを止める条件は「復讐を成功させること」ではなく、実母がたどった道と同じ選択をしないこと、つまり連鎖を自分の代で断ち切ることにあるのではないか。あくまで筆者個人の予想であり、今後の展開次第で覆る可能性がある点は断っておきたい。

世代を超えて繰り返される暴力や支配のパターンをどう断ち切るかという問いは、フィクションに限らず現実の家族関係でもたびたび語られる普遍的なテーマと重なる部分がある。本作がその重なりをどこまで意識して描いているかは分からないが、だからこそループものという設定が単なる仕掛けで終わらず、見る側の実感を伴って響いてくるのではないかと筆者は感じている。

最終回はどんな結末を迎えるのか

8月24日放送の第8話「ひと夏の逃避行」では、莉乃に脅迫めいたDMを送っていた辰木(曽田陵介)の本当の目的が明かされるとみられている。ファンの間では「ループを繰り返すうちに莉乃が慶太の不貞の理由を知り、和解する結末になるのではないか」という予想も出ているが、原作が未完結であることを踏まえると、ドラマ独自の着地になる可能性も十分にある。筆者としては、莉乃が「許す」か「許さない」かという二択ではなく、ループの外に出るための”第三の選択”が用意されているのではないかとみている。

よくある質問

最終回はいつ、どこで放送される?

2026年8月24日(月)23時06分から、テレビ東京系「ドラマプレミア23」枠で放送予定だ(放送時間は変更される場合がある)。

原作漫画を読めば結末が分かるのか

原作は2026年8月時点でLINEマンガにて連載継続中で、正式な結末はまだ描かれていない。ドラマがオリジナルの展開に踏み込む可能性もある。

ループが起きる理由は公式に説明されているのか

本稿執筆時点では、ループそのものの仕組みについて公式からの明確な説明は確認できていない。番組側は謎解きを最終回に持ち越す構成を取っているとみられる。

まとめ

『夫を殺したはずなのに』は、単なる復讐劇ではなく、莉乃の出自に関わる伏線を段階的に積み上げてきたタイムループサスペンスだ。第6話の「螺旋」というサブタイトルと、第7話で明かされた実母の過去は、ループの正体が莉乃個人の物語にとどまらないことを示している。8月24日の最終回で、この螺旋がどんな形で閉じられるのか、放送を見届けたい。

参考・出典

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